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1996年式アストロの修理事例

お客様よりオーバーヒートした! という事で入庫されました。

お客様のお話を、まとめてみます。

1) LLCが、ものすごい勢いで漏れている。

2) 水の入っていない状態で、数キロ走った。

3) 水温計が振り切る手前までいった。

という事でした。

早速、水を入れるためにラジエターキャップをはずしてみました。

するとすごい、ねちねちした茶色の錆のようなものが張り付いていました。

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車の下側にも錆水が張り付いています。

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 次に、水をラジエターから入れてみます。

お客様のいう通り勢いよく漏れ出しました。

リフトアップして下側から見てみると、W/Pから漏れているのが確認できました。

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こうなると、交換です。

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 次に、関連部品のチェックをしておきます。

ドライブベルトは、W/Pを外す際に(ひび割れ等で)交換が必要であれば

同時に作業した方がいいと思います。(工賃が掛からないので)

サーモスタットも取り外して、単品チェックした方がいいです。(この場合は、工賃が掛かります)

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次に、オーバーヒートをした可能性があるので、念のためシリンダーヘッドガスケットの良否をチェックします。

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これは、シリンダー内に圧縮空気を送り込みガスケットからの漏れをチェックしているところです。

オーバーヒートすると高熱により、シリンダーヘッドにひずみが起こる可能性があるので手間はかかりますが、

チェックしておいた方がいいと思います。

ちなみに今回は、大丈夫でしたが、お客様には、今度ヒートさせるとガスケットが飛ぶ可能性があるという事を説明しました。

新しいW/Pを取り付けました。

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茶色に染まった車の下側もきれいにした後、黒くペイントしました。

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